児童館などの施設で、子どもが使っているおもちゃを、よその子に取られちゃうことってありますよね。
子どもがおもちゃを取られちゃったとき、親はどうすればいいの?
という、
初めての子育てで、
6か月〜2歳くらいの子どもがいるかた
のための記事です。
私は
- 1歳6か月の息子を育てています
- 6か月ごろから児童館などに通って、息子がおもちゃを取られるのを何度か経験をしました
- はじめは、おもちゃを取られても混乱してフリーズしていた息子が
- いまでは、取られて悲しい気持ちを表現できるようになってきました
私の失敗談が、これから児童館で遊ぶというひとのヒントになれば嬉しいです
というわけでこの記事では、
児童館などでおもちゃを取られてしまったときの話として、
- 児童館などで親が間違えがちな「ゆずりあい精神」
- 1歳の子が、ほかの子におもちゃを譲らなくていい3つの理由
- 親が子どもの気持ちを代弁してあげること
などを、私の失敗と一緒に(反省をかねて)あげていきます。
児童館で子どもがおもちゃを取られたときに、どうしたらいいかわからない、という方は、ぜひ目を通していってくださいね〜
児童館で親が間違えがちな「ゆずりあい精神」
児童館などで子どもがおもちゃを取られてしまったとき、どうしますか?
- おもちゃを返してもらう。
- 自分の子どもにおもちゃを諦めさせる。施設のおもちゃはみんなのものだ。
私の場合、取られてもそのまま放置していました。
なんなら、「どうぞ」させたこともあります。
なので私の対応は、②「諦めさせる」でした。
でも、この対応、いまから思うと間違っていたなー、と。
息子はおもちゃを取られたとき、しばらくキョトンとしていて、そのあと他のおもちゃで遊んでいました。
だから「のんきだけど、泣くよりいいかなー」と思っていたんです。
でもある日、かかりの保育士さんに指摘してもらいました。
「先に遊んでいたおもちゃは、他の子にゆずらなくていいんですよ」
えっそうだったのかー。
とはいえ、それに対してこんなことも思いました。
- 他の子におもちゃを譲ってあげる優しさや社会性も大事なんじゃないの?
- 児童館などの施設のおもちゃって「みんなのもの」じゃないの?
- 取られても泣かなかったんだから、それは良いことじゃないの?
ゆずりあい精神。
それはそのまま、対応しなかった理由でした。
でも、それは大切なんだけど、そうじゃなかったんです。
要するに社会性は大事だけど、1歳の子にはまだ早いそうなんです。
どういうことかというと。
おもちゃを他の子に「どうぞ」しなくていい3つの理由
1歳の子どもが遊んでいるおもちゃを他の子に取られそうなとき、譲ってあげなくていい理由は「まだ早い」ということです。
どういうことか、もう少し細かく3つにわけてみます。
1歳6か月くらいは、いま遊んでいるおもちゃが「自分のもの」という認識があいまいです。
「自分のもの」か「他の子のもの」かわからないので、おもちゃを取られるとびっくりして混乱してしまいます。
モノの認識を覚えてもらうためにも、おもちゃが取られないように親が守ってあげましょう。
のんきだからキョトンとしてたワケじゃなかった!
またこの時期は、「いま自分がそのおもちゃで遊びたい」という自己主張を通して、自我ができていく時期です。
ここで親から「あの子に譲ってあげようね」と言ってしまうと、自分の気持ちがわからなくなってしまいます。
「どうぞ」を覚えたての息子がかわいくて、なんでも「どうぞ」させてしまっていました。反省。。。
しっかり自分の気持ちと向き合ってもらうために、そのおもちゃで遊ばせてあげましょう。
そもそもの話、ほとんどの児童館などの施設では、おもちゃの奪い合いにならないように、同じようなおもちゃを複数用意しています。
「これはいま遊んでるから、こっちのブーブーを使ってね」
というふうに、他の子を誘導してあげましょう。
また、自分の子どもが他の子のおもちゃを欲しがるときもあると思います。
その場合は、他の子がおもちゃに集中できるように、自分の子どもを別のおもちゃに誘導してあげましょう。
ここまでの「児童館などでほかの子におもちゃを譲らなくていい理由」をまとめると、
- おもちゃが「自分のもの」かどうか理解しはじめる時期だから
- 自分の気持ちを認識している途中だから
- おもちゃは足りているから
でした。
要するに「1歳にはまだ早い」ということですね。
ゆずりあいや社会性を覚えてもらうのは、4歳くらいからでいいそうです。
いまは、自己主張がきちんとできるようになって、自我が確立するのを見守りましょう。
おもちゃは他の子に譲らなくていい。
とはいえ、子ども自身がおもちゃに満足して、「どうぞ」してあげたいなら別です。親から言われたから譲る、というのは違うという話なので。
子どもの気持ちを代弁
また、おもちゃを取られてしまったとき、子どもは、その気持ちをどう表現したらいいのか、困っているかもしれません。
「まだあのおもちゃで遊びたかったんだね」
「取られちゃって悲しいね」
など、気持ちを代弁してあげるのも、自己形成のためには大切です。
まとめ
この記事では、
初めての育児で、6か月〜2歳くらいまでの子を育てる方のために、
- 児童館などで親が間違えがちな「ゆずりあい精神」
- 1歳の子が、ほかの子におもちゃを「どうぞ」しなくていい3つの理由
- 親が子どもの気持ちを代弁してあげること
をあげました。
児童館などでお子さんを遊ばせるときの参考にしてみてください〜
それでは、またお会いしましょう。
その日まで、あなたの子どもにとって大切な気持ちが守られますように。
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