赤ちゃんが成長する瞬間って、見たことありますか?
赤ちゃんの成長は、大人の感覚からすると本当にスピードが早くて、注意深く見ていないと、その瞬間に気づかないで見逃してしまいます。
私も普段はずっと息子と一緒にいるわけじゃないし、いつの間にかできるようになっていた、みたいなことがよくあります。
今日は、たまたまその瞬間を見ることができたので、その話をしようと思います。
結論としては、すぐ助けない方がいいよねー、という話です。
始める前に、ちょっと自己紹介をさせてください。
- イエシキと申します
- 下町の工場勤務、40歳会社員です
- 妻とたっくん(1歳の息子)と3人で暮らしています
- 業務用スーパーの超特大サイズの調味料に心がときめきます。絶対に使いきれないどうしよう。
歩き始めると、もうハイハイをしたがらない理由は
たっくん(1歳)は、一度歩き始めたあとは、よちよち歩きですぐに転ぶとしても、なんとか二足歩行で移動しようとしています。
四つん這い(ハイハイ)の方が安定するし、移動速度も速いとしても、立って歩こうとします。
どうしてハイハイをしなくなるんだろう?
それは、腹ばい、ハイハイで今まで培ってきた運動機能と、育ててきた脳を活用して、新しい運動能力と、脳の新しい制御機能を、貪欲に獲得しようとしているのだとか。
つまり、すでに「できるようになった」ハイハイで移動しても、赤ちゃんにとっては意味がないのです。
「手に取りたいおもちゃ=目的」があっても、挑戦というか、訓練をやめようとはしないんですね。
教えなくても、どんどん勝手に成長していく子供は、本当にすごいと思います
よちよち歩きで高い段差は超えられない、と思ったら、伝い歩きの応用で超えた
とはいえ、赤ちゃんですから、ペンギンのようなよちよち歩きです。
- お風呂のドアの敷居
- 一段高くなっている脱衣所のドア
こういうところは、まだ越えることはできません。
膝の少し下ほどの高さですから、大人で言うと、イスに登るようなものです。
できないと、タカをくくっていたんですよね。
しかし、先日お風呂のドアの敷居を、あっさりと越えられました。
ドアの枠に手をついて、片足ずつヒョイっと。
「伝い歩き」の応用ですが、そんなの一度も練習したことなかったのに。
私たちが敷居をまたぐところを見て、イメトレでもしていたんでしょうか。
いつもベビーゲートをまたいで越えているから、それを見て覚えたんでしょうか。
子どもって本当にすごいです
覚えた運動をフル活用して組み合わせた
「またぐ」を覚えたら、次は「登る」です。
今日は私の実家に行きました。
ママが部屋から廊下のほうに行ったとき、たっくんも後追いする場面がありました。
ところが実家は、玄関の廊下が、部屋に対して数十センチ高くなっています。
敷居のように、ドア枠に手をかけて「またぐ」をしようとしますが、「上の段に足をかける」ことになっただけです。
向こうに行くには、そこから「片足だけで身体を持ち上げる」ことをしなくてはいけませんが、筋力が足りなくて持ち上がりませんでした。
そのままの姿勢で、動きが止まりました。
詰みです。
(あ、泣くな。これは)
やれやれ。助けに行こうと思いました。
ところが、直後にたっくんは、泣かずに「登る」をやってみせました。
どうしたと思いますか?
- ドア枠に手をついたまま、上げた足を一度降ろして(「伝い歩き」+「後ずさり」)
- 高くなっている廊下に、胸をついて「腹ばい」で前進
- 膝がかかったら「ハイハイ」で身体ごと持ち上げる
- 段差を超えたら、立ち上がって「よちよち歩き」
覚えた移動手段を全部組み合わせて、見事、廊下側のママのところに行きました。
「登る」というか「よじ登る」って感じですね。
彼は、一瞬止まったときに、頭をフル回転させて「よじ登る」を発明していたのです。
すごい! と感動しました。同時に、すぐに助けてしまわなくて良かったと思いました。
私がすぐに助けていたら、息子の成長の機会をひとつ奪っていたかもしれないのですから。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まず、赤ちゃんが歩き始めるとハイハイをしなくなる理由として、新しいことを覚えようとしているから、ということをあげました。
次に、赤ちゃんが「伝い歩き」の応用で敷居を越えた瞬間を見たというエピソードと、
- ずり這い
- ハイハイ
- 伝い歩き
- あとずさり
- よちよち歩き
という全てを組み合わせて、「よじ登る」ができるようになる瞬間を見たエピソードを書きました。
本当に、良い瞬間を見れました。
それから、もう少しで、親が助けて成長の機会を奪うところだったので、今後気をつけようと思います。
子供が諦めるまで、親は助けない
というところで、それではまた。
その日まで、あなたがあなたに訪れる大切な瞬間を見逃さずに立ち会えますように。
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