享保元年(1715年)創業の和菓子屋さん、「餅甚」の紹介をします。
たびたびテレビで紹介されているお店なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。最近だと2022年7月5日放送の「じゅん散歩」で紹介されていました。
アクセス
餅甚は、京急平和島駅からすぐ、美原通り商店街(旧東海道)にあります。
- 京浜急行電鉄 平和島駅 徒歩5分
- JR京浜東北線 大森駅より京浜急行バスを「平和島駅」バス停まで乗って、徒歩5分
このどちらかが便利だと思います。
あべ川もち、旧東海道、300年の味
名物はなんといっても「あべ川もち」です。
人気なので、夕方には売り切れてしまうこともよくあります。
餅甚のあべ川もちの由来
安倍川餅といえば、静岡の名物ですよね。徳川家康も愛したと言われています。それがどうして、東京都大田区に昔からあるのでしょう。
餅甚のあべ川もちは、静岡出身の元祖店主が、東海道の旅びとの疲れを癒すために、真夏の土用にだけ出したのがはじまりなのだそうです。
初代が駿河の国出身なので「駿河屋」の屋号で、当主は代々甚三郎という名を継いできました。明治後期に8代目甚三郎のときに、店名がいまの「餅甚」になったそうです。
ただひたすら柔らかいおもち
餅甚のあべ川もちは、ただひたすらに柔らかくて美味しい、ただのおもちです。もち米の味だけの、シンプルにおいしいおもち。
ひとくちサイズの食べやすくてかわいいおもちです。
そこに、自家製の黒蜜ときな粉をたっぷりつけて食べます。
優勝です。おめでとうございます。
これ初めて買ったひとはまず、1個そのまま食べてみてほしいんです。お米本来のおいしさを凝縮して耳たぶくらいまで柔らかくしたようなおもちに、きっと感動してもらえるはずです。なんなら、お醤油も合います。
食べやすい容器
このお弁当箱のような容器に、きっちりと並んだおもち。黒蜜もきな粉も容器いっぱいに入っていて、よほどの甘党でも使いきれないほどの量です。
実はこの容器、内側が銀色のツルツルになっていて、そのままおもちを入れて、黒蜜ときな粉をかけて食べても蜜が漏れないように工夫されています。
お皿を出さなくてもいいのは助かります。
お土産や差し入れにもぴったりですし、行楽にもいいですね。
その他の店内の和菓子はすべて手作り
店内のお菓子はすべて手作りだそうです。
お彼岸だったので、おはぎと道明寺を一緒に買いました。
今回は買いませんでしたが、店内には赤飯も売っていて、こちらも絶品です。
おはぎ
おはぎは、甘さ控えめの、小豆の味がおいしいアンコで、飽きずに何個でも行けちゃいそうでした。結婚するならこういうおはぎが良いと思います。
道明寺
道明寺のほうは、まず塩漬けの桜の葉が塩味がしっかり効いていて、それから中身の甘さがきます。コントラストが強い、ハリウッド映画のようなお菓子でした。こういう過激な恋愛にも憧れます。
一升餅(歳もち)も用意してくれます
わが家では、たっくんの一歳の誕生日に、一升餅(歳もち)を作ってもらいました。
この大きさ。重さは2kgちょっとくらいです。
なんと受け取り時間に合わせてついてくれるので、まさにつきたての状態で出てきます。まだあたたかくて、めちゃくちゃやわらかい巨大なお餅に、思わず顔を埋めたくなりました。
一升餅のおかげで、思い出に残る誕生日になりました。
終わったあとは、小さく切り分けてお雑煮と磯部焼きにして食べたんですが、舌触りが滑らかで、とても美味しかったです。
まとめ
というわけで、餅甚さんの紹介でした。
いかがでしたでしょうか。食べてみたいですか。
平和島近辺までお越しの際は、ぜひ試してみて下さい。ちょっと食べたことのないレベルの、おいしいお餅が食べられますよ。
そのときは、せっかくですからおいしいパン屋さんも一緒にいかがでしょうか。
それでは。
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