初めての子供が産まれて1年が経ちました。
つまり、親になって1年経ったということです。
私が愛するカードゲーム、マジックザギャザリングの公式サイトには、首席デザイナーのマーク・ローズウォーターの記事が毎週載っています。
マークは、毎年アメリカ大統領が行う「一般教書演説/the State of the Union」と呼ばれるスピーチになぞらえた「デザイン演説」という分析記事を毎年8月に発表しています。
一年の振り返り、的な記事です。読み応えがあって、私が大好きな記事のひとつです。
今回はせっかくなので、その「デザイン演説」にならって、親として生きてきた1年を振り返ってみようと思います。
題して「お父さん演説」です。この記事は、
- まず感想を書く
- 次に、この一年の生活全体を振り返る
- そのあと、仕事、家事、育児など個別の分野ごとに振り返る
という構造にします。
一年の振り返りとともに、現状の確認にもなると思います。
行ってみましょう。
ひとつだけ、願いのような目標を立てた
まずは感想。
人生で初めて親になって間もなく、例の感染症によって世界は一変してしまいました。
健全で前向きなことが嫌いな私たち夫婦ですが、それでもたったひとつだけ、目標を立てました。
家族3人が生き残ること
たったひとつ、それだけ。
元気に生きていればいいじゃないか
という考えです。ちゃんと達成できてよかったと思っています。
この一年、親として生きてみてどうだったか?
良いところも悪いところも大量にあった、ジェットコースターのような一年でした。
体力、根性、計算、思いやり、信頼、のうちどれが欠けても振り落とされていたに違いありません。
夫婦が互いに多くを学んで、息子が笑っているということが、一周目のゴールにあってよかったです。
あとブログもそうですが、いくつか新しい実験を始めることができました。新たな課題も見つかりました。
余裕がなさすぎて楽しかったけど、大変な一年でした。
ブログとか、新しい活動もいくつか始めました。
家計 赤字なので立て直しが必要
赤字でした。どうして貯金がまだ残っているのか、よくわかりません。
給料は、手取りで20万円ちょっとなのに、支出が28万円くらいあります。
良かったこと
- 2020年3月から資産運用を始めたこと
- 10月に生命保険の見直しができたこと
たぶん合計で月4万円くらいのプラスになっています。
【成長記録】赤ちゃんが親の真似をした。株主優待と資産運用を始めた理由。 子どもができて生命保険を2回見なおした
教訓
- 引き続き、削減できる固定費を探すべきということ。
さらに、もっと節約について、夫婦で話し合う必要があります。ただし、奥さんは話し合いが極めて苦手。準備と工夫は必要です。
仕事 収入減、仕事と育児とを両立できる副業を探している
奥さんは妊娠時に派遣を解雇されてから、保育園を探している余裕もなかったので、育児に専念してもらっています。
仕事をしてお金を稼ぐのは、私の担当でした。
良かったこと
- 寝なくても結構いけるとわかった。
新しく発見したのは、3時間おきの授乳のためにほとんど睡眠時間が取れなかったときも、倒れずに1週間働く能力が自分にあることです。
- 不用品の処分で、予備費ができた。
不用品を処分したお金がまだ少しあるので、それで不足分を補っている間に、副業など次の手を打とうとしています。
- まだ余裕があるうちに、副業探しを開始できた。
広告が出ているのでわかるかもしれませんが、ブログもそのひとつです。ただし収益は出ていません。
あとは、せどりも試しに始めようとしましたが、準備段階で中断しています。
Amazonのセラー登録や、有料ツールの契約をしてみたんですが、利益が出る商品を探すのって大変なんですね。リサーチの時間が、圧倒的に足りないとわかって、中断しました。
時間を作れる目処が立ったら、再開したいと思っています。
教訓
- 収入を会社だけに依存するのは危険だということ。
一年に2回も異動になりました。
- 残業代やボーナスを予算に組み込んではいけないということ。
残業がほとんどなくなって、収入がガクンと落ちました。
残業やボーナスに頼った家計の危険さを実感しながら予算修正をしています。
- 副業といっても甘くはないということ。
家事 分担は上手くできている。無理も出ている
良かったこと
- 買い物と炊事は私が、洗濯と掃除は奥さんという分担が自然とできた。
平日は私が仕事に出てしまうので、その間、洗濯や掃除(と育児)は奥さんが担当です。
買い物と炊事は、だいたい私の担当です。
- コードレス掃除機を買って、掃除が楽になったこと。
教訓
- 奥さんに離乳食を作る機会を作るべき。
炊事を私が担当したことで、奥さんの離乳食作りへの挑戦の機会を、奪ってしまったかもしれないと思っています。今は、ほとんど市販のベビーフードです。
- 仕事の後、買い物と料理もしていると、自由な時間を作るために睡眠時間を削るしかなくなるが、よくない。ただし改善は今のところ難しい。
それから、副収入を得なければいけないことを考えると、私の自由な時間確保するのが下手すぎたかもしれません。
仕事帰りに買い物と炊事、後片付けが終わると、すぐにお風呂の用意をして、子供をお風呂に入れて、寝かしつけて、というふうにしていると、もう睡眠時間を削る以外に、自由な時間を作る方法がありません。
奥さんの体力や、子供の元気パワーを考えると、すぐに改善するのは難しいかもしれません。
育児 必死でこなしている
食事(授乳、ミルク、離乳食)
食事(授乳、ミルク、離乳食)は奥さんの担当です。授乳がどうやっても父親には無理なので、そういう決まりにしました。
食事=ママ
にすることで、少しでも食事に集中してもらおうと考えました。
寝かしつけ
私が会社にいる間は、奥さんに担当してもらいます。私が家にいるときは、だいたい私がやります。
お風呂
お風呂に入れること自体は私の担当です。父親の役得とも言えます。
出てから身体を拭いて、保湿して着替えさせるのは、二人がかりでやっています。
良かったこと
- 夫婦で必死に協力して育児ができていると思う。
私の独りよがりではなく、奥さんに聞いてもそう言っていたので、たぶんそうだと思います。
- 息子が元気で生きている。
教訓
- 生かすだけになってしまい、離乳食の訓練や、遊びの訓練など、上手にできていないかもしれない。
離乳食はやや遅れている。大きな塊や、少し硬めのものが食べられない。卵白は茹でる余裕がなくて、初めの1、2回しか食べていない。
手先があまり器用ではない。大人の真似も、少ししかしない。
まあ、上を目指すとキリがないので、自分達にできる範囲で、相談しながら進めようと思っています。
まとめ
以上がこの1年間の、私視点でのまとめになります。振り返りと、現状を再確認できました。
新しく初めた活動は、そのものが楽しい。ただし時間を作るのは難しい。
育児もブログも楽しいです。他にも挑戦したいことがいくつかあります。読みたい本や、勉強したいこともあります。
ただ、どうにも時間が足りません。せどりを試してみたことで、副業には、時間の確保が重要な課題だと知りました。これは、解決の目処が立っていません。
とりあえずブログを書きながら考えます。
副収入を探し始めただけでも、収入はないけど気持ちには変化があった。
会社で何が起こってもあまりストレスに感じなくなったのが、思わぬ効果でした。それどころか、仕事が少ない日はさっさと終わらせて半休をとるなど、行動の切り替えが早くなりました。
おしまい
振り返りとしては有意義だったんですけど、長いし読みづらいですよね。次回は、もう少しだけ読みやすものを書きたいと思います。
それまで、あなたの振り返りが、あなたを助ける有意義なものでありますように。
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